ビジネスパーソンにとって、ノートパソコンは単なる作業ツールではなく、「仕事の相棒」とも言える存在です。出張や外出先での資料作成、会議でのプレゼン、カフェでのリモートワークなど、さまざまなシーンで信頼できる1台があるかどうかで、仕事の生産性は大きく変わります。
「どちらを選べば間違いないのか?」と、WindowsモバイルPCの二大巨頭としてよく比較されるのが、パナソニックの『Let’s note』と、レノボの『ThinkPad』です。
両者ともにビジネス向けノートパソコンとして圧倒的な支持を得ており、企業導入実績も豊富。ですが、軽量・頑丈・長時間バッテリーが魅力のLet’s noteと、タイピング性能・拡張性・世界基準の耐久性で勝負するThinkPad。それぞれに明確な“哲学”と“強み”があります。
StRoNg「出張が多いけど、なるべく軽くて丈夫なPCがいい」
「タイピングを重視するならどっち?」
「Wi-Fiだけでなく有線LANも使える?」StRoNg
そんな声に応えるため、この記事では『Let’s note vs ThinkPad』の徹底比較を行います。性能や機能だけでなく、使い勝手、サポート体制、価格帯、そして現場でのリアルな評価まで、あらゆる角度から検証しています。
あなたにとってベストな1台を見つけるヒント、詰まっています。
✅ Let’s note vs ThinkPad 比較表
項目 | Let’s note | ThinkPad |
---|---|---|
ブランドの特徴 | パナソニック製、日本市場向け | Lenovo製、グローバル展開 |
設計思想 | 軽量・長時間バッテリー・国内配慮 | 国際標準設計、法人導入を重視 |
堅牢性(耐久性) | 76cm落下試験、150kgf加圧など独自テスト | MIL規格(MIL-STD-810H)準拠 |
キーボードと操作性 | 日本語入力に最適化、ホイールパッド採用 | 深めの打鍵感、TrackPointで高操作性 |
携帯性(重量) | 約900g〜1.1kgと超軽量 | 約1.1〜1.4kg(高剛性とのバランス型) |
バッテリー性能 | 最大20時間以上(実働10時間前後) | 最大15〜18時間(構成により差) |
インターフェース | VGA/HDMI/LAN/USB-Aなど全部入り | USB-C/Thunderbolt中心、拡張性高 |
セキュリティ機能 | 指紋・顔認証、BIOS・HDDロックあり | 指紋・顔認証、TPM/ThinkShield対応 |
カスタマイズ性 | 構成自由度はやや少なめ | メモリ/SSD交換・構成自由度が高い |
サポート体制 | 国内修理・日本語サポートが迅速 | グローバル保証・オンサイト修理も可 |
価格帯 | 20〜30万円中心(中古流通もあり) | 10〜25万円(構成で柔軟対応) |
おすすめモデル | QV, SV, LVシリーズ | X1 Carbon, X13, Tシリーズ |
向いているユーザー | 出張・営業・モバイル中心の日本人向け | 開発者・エンジニア・法人導入向け |
製品概要とブランドの特徴紹介
Let’s noteとは?日本市場を意識した“仕事の相棒”
Let’s note(レッツノート)は、パナソニックが手がける日本製ノートパソコンブランドで、特にビジネスユーザーから高い評価を受けてきました。「軽さ」「頑丈さ」「長時間駆動」という3つのキーワードにこだわっており、出張や外回りが多い人にとって“信頼できる道具”として知られています。特に国内ユーザー向けに設計されているため、日本語入力やインターフェースの配置もこだわりが光ります。
ThinkPadとは?世界中で信頼されるビジネスノートの代表格
ThinkPad(シンクパッド)は、元はIBMが開発し、現在はLenovoが継承しているグローバルで愛されるビジネスノートPCブランドです。無骨でシンプルなデザインの中に、耐久性や入力性などの機能が凝縮。特に「赤ポッチ」でお馴染みのトラックポイントは根強いファンが多く、キーボードの操作性も非常に高いことで知られています。アメリカ軍の規格「MIL-STD」をクリアする耐久試験を受けており、過酷な環境での使用も想定されています。
ブランドイメージと設計思想の違い
Let’s noteは、どちらかといえば「一人ひとりの多忙なビジネスパーソンに寄り添う道具」的な存在。とにかく軽量でバッテリー持ちがよく、かつ日本的な使いやすさを意識しています。
一方のThinkPadは、「企業・業界標準の機器」として多くの法人導入実績を持ち、世界中のビジネスユーザーやエンジニアたちから「業務用ノートの鉄板」として支持されています。
どちらも優れた特長を持つからこそ、用途や使い方に応じて選ぶ価値がある――それがLet’s noteとThinkPadのベースにある魅力なのです。
堅牢性(耐久性・耐衝撃性)の比較
ビジネスモバイルPCを選ぶうえで無視できないのが「堅牢性」です。持ち運びと共に落下や衝撃のリスクにさらされやすいため、どれだけ耐久性があるかは、日常利用のストレスや故障リスクに直結します。今回比較対象となるのは、Panasonicの「Let’s note」とLenovoの「ThinkPad」。どちらも高い耐久性を誇るビジネスPCブランドとして知られていますが、そのアプローチは実は異なります。
軽量と頑丈さを両立するLet’s note
Let’s noteは、「持ち運べるタフネス」を掲げ、独自のマグネシウム合金ボディを採用。これは軽量ながらも高い剛性を確保し、日常的な移動にも安心感を与えます。76cmの落下試験や天板に150kgfの加圧テストをクリアするなど、国内市場向けの緻密なテストを経ています。また、ヒンジの開閉耐久やキーボードへの局所的な圧力にも配慮し、現場での「使われ方」を徹底分析して設計されているのが特徴です。
世界基準の軍用規格を意識したThinkPad
一方、ThinkPadはアメリカ国防総省の軍用規格(MIL-STD-810H)をクリアする堅牢設計。過酷な環境での使用を前提に、低温・高温・湿度・振動・落下など12項目以上の耐久テストを実施しています。さらに、「ロールケージ」と呼ばれる筐体内部のフレーム構造により、外部からの衝撃を内部に伝えにくい構造を実現。防滴キーボードも標準搭載し、コーヒーなどの液体が誤ってかかっても故障リスクを軽減しています。
現場で選ばれる理由は「信頼性」
Let’s noteは「国内企業の現場ユース」、ThinkPadは「グローバルビジネスの標準」と、それぞれの現場に合わせた耐久性を追求。どちらも“壊れにくさ”という点で信頼できる選択肢ですが、より軽さと可搬性を重視するならLet’s note、国際的な耐久基準や過酷な業務環境での使用を想定するならThinkPadがマッチします。
ビジネスPCにおいて、壊れないという信頼感は最大の武器。自分の働き方に合った「タフ」な一台を見つけてください。
キーボードと入力操作性の違い
パソコンに長時間向き合うビジネスパーソンにとって、キーボードの打ちやすさや操作感は生産性を大きく左右する要素です。今回は、Let’s noteとThinkPad、それぞれがどのような入力環境を提供しているのかについて比較しながら見ていきましょう。
Let’s noteの日本人に寄り添ったキーボード設計
Let’s noteは、日本での使用を前提に設計されたキーボード配列が特徴です。代表的なのは、キーのサイズや配置が日本語入力に最適化されている点。Enterキーが大きめに取られていたり、無変換・変換キーの使いやすさが考慮されていたりと、タイピングの快適さと正確さを両立しています。
また、タッチパッドではなく、ホイールパッドと呼ばれる独自の円形ポインティングデバイスも搭載。慣れるまでに少し時間は要りますが、指をくるくると回すことでスクロールができるため、資料閲覧や文書確認が多い仕事に適しています。
ThinkPadの王道とも言える打鍵感と操作性
一方、ThinkPadのキーボードは「打ちやすさ」に定評のある名機として、世界中のビジネスユーザーから支持されています。しっかりとした深さのあるキーストロークと、カチッとしたリターンが特徴で、長時間のタイピングでも疲れにくい作りになっています。
そして外せないのが中央に配置された赤いポインティングデバイス「TrackPoint」です。マウスに手を移さずにカーソル操作ができるため、キーボードから手を離さずに作業を進められるのが大きな魅力です。これにより、編集作業やコーディング、プレゼンの準備が効率よく進みます。
どちらが自分にフィットするか
スムーズな日本語入力と変則的なキー配置が得意なLet’s note、ハイレベルな打鍵感と操作を追求したThinkPad——どちらも魅力的ですが、自分の用途や慣れに応じて選ぶのがベストです。書類作成や長文入力が多い人なら、どのキーボードが快適か、実機で試してみる価値は大いにあるでしょう。
携帯性とバッテリー性能の比較
軽さはモバイルノートの命
ノートパソコンを選ぶとき、持ち歩く機会が多いビジネスパーソンにとって「軽さ」は最優先ポイントのひとつです。Let’s noteとThinkPad、どちらもモバイル利用を想定した設計になっていますが、携帯性におけるアプローチに明確な違いがあります。
Let’s noteは、軽量化へのこだわりが非常に強く、主力モデルである「SVシリーズ」では約900gと1kgを切る超軽量モデルを実現しています。「バッグに入れても重さを感じにくい」という点は、毎日持ち歩くユーザーにとって大きなメリットです。
一方、ThinkPadのXシリーズやX1 Carbonなどは、約1.1kg〜1.4kgのモデルが多く、堅牢性やパフォーマンスとの両立に重きを置いています。やや重く感じるかもしれませんが、その分、剛性感や安定性が高く、「気軽に持ち運べる堅牢な仕事道具」として評価が高いです。
バッテリー性能は実働時間で比較
携帯性と並んで重要なのがバッテリーの持続時間。Let’s noteは、「モバイル性能の高さ」をセールスポイントとしており、最新モデルでは20時間を超える駆動時間を公称しています。実働でも10時間以上の使用が可能で、ACアダプターなしでも1日安心して使える点は大きな魅力です。
一方、ThinkPadもX1 Carbonをはじめとする上位モデルでは長時間バッテリーに対応しており、最大15〜18時間程度の駆動が可能。ただし、構成によって実使用時間に差が出るため、持ち歩く環境や用途によって選択肢を慎重に見極める必要があります。
モバイル環境を支える小型充電機能
どちらのブランドも急速充電やUSB-C充電に対応しており、外出先でも短時間で回復できるのが共通の強みです。特にThinkPadはUSB-Cでの統一が進んでおり、スマートフォンや他のデバイスと充電器を共用できる点が現代の働き方にマッチしています。
旅行先や出張先など、限られた装備でパフォーマンスを落としたくない方にとって、携帯性とバッテリー性能の両方をどうバランスよく選ぶかが、ノートPC選びの重要な分岐点になります。
拡張性やインターフェース(端子)について
ビジネス現場で注目される“端子の充実度”
ノートパソコンを選ぶうえで、つい見落としがちなのが拡張性やインターフェースの豊富さです。特にビジネスシーンでは、会議室でのプレゼン、オフィスLANへの接続、複数の周辺機器との連携など、「ちょっとした端子の有無」が業務効率を大きく左右することもあります。
Let’s noteとThinkPadは、こうした要件にしっかり応えてくれるモデルが豊富です。しかし、そのアプローチは大きく異なります。
Let’s noteは“全部入り”の安定感
Let’s noteの特長は、筐体の小型軽量化を保ちながらも、ほぼ全ての必要な端子を本体に標準搭載している点です。HDMIはもちろん、アナログVGA端子、フルサイズのLANポート、USB-A、さらにはSDカードスロットまでもが備わっており、外部アダプターなしで多くのデバイスと接続できます。
特に営業や出張が多いユーザーにとって、「現地で急に変換ケーブルが必要になる」といったトラブルを回避できるのは大きな魅力です。
ThinkPadは“スマート拡張”が魅力
一方、ThinkPadは洗練されたインターフェース構成と拡張の柔軟性を重視しています。USB-CやThunderbolt 4対応ポートを中心に据え、ワークスペースにドッキングステーションを導入することで、「一本のケーブルでLAN・映像出力・充電」を一括管理できます。
物理端子の数はLet’s noteに劣る面もありますが、Thunderboltポートの拡張性や無線通信の安定性を活かせば、スマートかつ省スペースな作業環境が実現します。
どちらが優れている?用途で選ぼう
端子がすべて本体に揃っている安心感を重視するならLet’s note。一方、最新の拡張技術を活かし、スマートなセットアップで業務を効率化したいならThinkPadが適任です。
自分のワークスタイルに合わせて、どちらの「つながり方」が合っているかを見極めることが、快適なPCライフの第一歩です。
セキュリティとビジネス向け機能の比較
ビジネスシーンで使うノートパソコンにとって、「セキュリティ」と「業務向け機能」の充実度は非常に重要な要素です。特に社外へ持ち出す機会が多いモバイルPCでは、万が一の情報漏洩や盗難リスクを防ぐ機能が求められます。ここでは、Let’s noteとThinkPadの2ブランドを比較し、それぞれのビジネス活用における強みを詳しくご紹介します。
ハードウェアレベルのセキュリティ機能
ThinkPadは、業務利用を前提にした強固なセキュリティ機能を多く備えています。例えば、生体認証としての指紋認証や顔認証に加え、TPM(Trusted Platform Module)チップを搭載し、ハードウェアレベルでの暗号化が可能です。スマートカードリーダーを搭載できる機種もあり、企業のセキュリティ要求に柔軟に対応できます。
一方のLet’s noteも、指紋認証や顔認証に対応しており、BIOSやHDDロックといったセキュリティ機能を標準搭載。国内の官公庁や金融機関で多く導入されている実績からも、その信頼性は非常に高いと言えるでしょう。特に物理的な盗難やいたずらへの耐性がある点は、Let’s noteの堅牢性とも密接に結びついています。
ビジネス利用に役立つ独自機能
ThinkPadは、リモート管理やリモートロックといった企業向け機能が充実。vPro対応モデルであれば、IT部門が遠隔からPC設定を行えるため、大規模な導入にも適しています。また、Lenovo独自の「ThinkShield」セキュリティソリューションもブランド特有の強みです。
一方、Let’s noteは、国内市場に特化した業務支援機能が魅力。BIOSパスワードを初期設定で強化できたり、一定時間操作がなければ自動でロックがかかる省エネ・セキュリティ連動機能など、日本企業の働き方に合わせた設計が光ります。
安心・安全な運用体制を支えるか
結論として、セキュリティ重視ならThinkPad、国内運用に馴染む安心感を取るならLet’s noteがおすすめです。グローバルで統一されたポリシーが必要な企業にはThinkPadが、高度な物理・論理セキュリティをバランス良く備えつつ、日本独自の業務フローを意識する企業にはLet’s noteが適しています。使用環境に合わせた選択が、長期的な安全性と業務効率に繋がることでしょう。
価格帯とコストパフォーマンス
ビジネスノートパソコンを選ぶうえで無視できないのが「価格」と「コストパフォーマンス」です。Let’s noteとThinkPadは、どちらも高性能モデルとして認知されていますが、価格の考え方やコストに対する価値の提供方法には違いがあります。
実売価格の傾向と構成の自由度
Let’s noteは一般的に20万円〜30万円前後の価格帯で販売されています。特にハイエンドモデルや長時間バッテリー・高耐久が求められるモデルでは、30万円を超えることも少なくありません。一方、ThinkPadは構成選択の自由度が高く、ユーザーの用途に応じた柔軟な価格設定が可能です。最小構成であれば10万円台から、中上位モデルでも20万円台で手に入ることがあります。
機能に見合った価値はあるか?
Let’s noteは「軽さ・堅牢性・長時間バッテリー」に特化しており、持ち運びが多い営業職や出張族にとっては非常に高い投資価値があります。一方ThinkPadは、信頼性あるキーボードやトラックポイントの操作性、安定したパフォーマンスに定評があり、性能に対してコストが抑えられているため、管理部門や開発職などにも好まれる傾向です。
中古・法人契約での運用も考慮
さらに注目すべきは、中古市場の価値や法人向け契約によるコストダウンの可能性。Let’s noteは新品価格が高めですが、中古であれば状態の良いモデルが手頃な価格で入手可能です。また、ThinkPadは法人向け割引や一括発注によるパッケージ導入が行いやすいため、購入方法によって大きくコストを抑えることができるのは大きなメリットです。
価格だけでなく、「何が得られるのか」「どれだけ長く使えるのか」といった観点で両者を比較することが、コストパフォーマンスを正しく見極めるポイントになります。単純な価格の差だけでなく、長期運用を前提とした「価値ある投資」として考えることが大切です。
購入後サポートやカスタマイズ性
ノートPCを選ぶ際、「どれだけ高性能か」だけでなく、購入後のサポート体制やカスタマイズの自由度も重要なポイントです。特にビジネスシーンで日常的に使用する場合、トラブル発生時の対応スピードや、初期設定の柔軟性が生産性を大きく左右します。ここではLet’s noteとThinkPad、それぞれのアフターサポートやカスタマイズ面に注目して比較します。
日本製ならではの安心サポート:Let’s note
Let’s noteはPanasonicが国内で設計・製造しており、日本国内に特化したサポート体制が最大の強みです。購入後の不具合にも迅速に対応し、修理センターも国内にあるため、パーツ調達や修理日数を最小限に抑えることが可能です。また、電話やチャットでの日本語対応もスムーズで、ITに不慣れなユーザーにも安心です。
法人向けには独自の導入支援サービスも展開しており、大量導入時のキッティング作業やBIOS設定、資産管理ラベルの貼付など、実務に直結するサポート体制が整っています。
グローバルと自由度で勝負:ThinkPad
一方、ThinkPadは世界中で使用されているだけあり、国際標準に基づいた拡張性と柔軟さが特徴です。購入時に構成をカスタマイズできる範囲が非常に広く、CPU、メモリ、ストレージのほか、OSやキーボード配列まで細かく選択できます。これは、大企業やグローバル展開をしている企業で重宝される理由の一つです。
また、オンサイト修理や延長保証サービス(プレミアムサポート)など、ビジネスに最適化された保守プランも豊富。特にThinkPadはユーザーによるメモリ・SSD交換が可能なモデルが多く、長期的な運用にも柔軟に対応できます。
自分の運用スタイルに合った選択を
サポートへの信頼を最優先するならLet’s note、構成の自由度や国際的なサポート体制を重視するならThinkPad。どちらも優れた特徴を持っており、用途や働き方によって選ぶべきモデルは変わってきます。本体性能だけでなく、その先の安心感や運用のしやすさも、ぜひ考慮してみてください。
実際のユーザー・業界での評価
ビジネス現場で根強い人気を誇るLet’s note
Let’s noteは特に日本国内のビジネスユーザーに高い評価を受けています。「軽くて丈夫、バッテリーが長持ち」という点で、出張の多い営業職や医療・教育現場などで重宝されています。その中でも、公共機関や大手企業の現場で長年同じ機種を使い続ける“指名買いユーザー”が多く、ブランドへの信頼感が伺えます。修理対応やパーツ供給が国内で完結するのも、サポート面で大きなメリットとなっており、導入企業からは「使っていて安心」という評価が多く見られます。
グローバル企業で重視されるThinkPadの信頼性
一方、ThinkPadは世界中の多国籍企業やIT関連企業で高い支持を受けています。その理由は「信頼性と操作性の高さ」、「国際的サポート体制の充実」です。特に、かつてIBM製だった伝統が息づくキーボードの打鍵感や、細部の品質管理はプロフェッショナルの間でも定評があります。実際、多くのプログラマーやエンジニアが初めて使ったビジネスノートとしてThinkPadを挙げるほどで、海外でも「ビジネスノートといえばThinkPad」と言われるほどの地位を築いています。
ユーザーレビューから見えるブランドの個性
Let’s noteとThinkPad、どちらにも共通しているのは「一度使うと他に乗り換えにくい」というロイヤルユーザーが多い点です。レビューサイトやSNSでの声を見てみると、Let’s noteユーザーは携帯性と安心感を、ThinkPadユーザーは操作性とタフネスを高く評価している傾向があります。また、耐久性に優れていることから、5年以上同じPCを使い続けている人も少なくなく、長く付き合える相棒としての側面も人気の秘密です。
あなたの業種や働き方に合った一台を選ぶためには、実際のユーザー評価を参考にすることがとても重要です。現場のリアルな声を読み解くことで、自分にとって最適なモデルがきっと見つかりますよ。
各ブランドおすすめモデル紹介
Let’s noteのおすすめモデル
仕事で使うノートPCを選ぶうえで、まず注目したいのがPanasonicの「Let’s note」シリーズ。ビジネスモバイルの代名詞として長年親しまれ、特に日本国内での携帯性・堅牢性は非常に高い評価を得ています。
まずおすすめなのが「QVシリーズ」。約939gという超軽量ボディに、最大約20時間のバッテリー駆動時間を備えており、外出先での使い勝手は抜群。コンパクトながら12.0インチのQHD+ディスプレイを搭載しており、表示解像度も高く作業効率にも優れます。営業や出張が多い方に最適です。
次に「LVシリーズ」。14インチという大型画面を備えながら約1.1kgの軽さを実現しており、文書作成やデータ入力など、デスクワーク中心のユーザーにぴったりの一台です。DVDドライブ内蔵モデルがあるのも特徴的で、レガシー環境での活用にも安心。
コスパ重視派には「SVシリーズ」も要注目。機能面と価格帯のバランスが良く、中小企業での導入実績も豊富です。
ThinkPadのおすすめモデル
一方、世界的に支持されているビジネスノートPCがLenovoの「ThinkPad」シリーズ。その象徴ともいえるのが「X1 Carbon」シリーズです。14インチの大画面に約1.1kgの軽量設計、高い堅牢性と耐久性を両立しており、まさに名実ともにフラッグシップモデル。第13世代インテルCore搭載やDolby Vision対応の液晶など、ハイスペックを求める人に最適です。
よりモバイル性を重視したい場合は「X13」や「X280」など、13インチ以下の小型モデルが候補に。軽量ながらも頑丈で、ThinkPadならではのキーボードのタイピング感が魅力です。
「Tシリーズ」はスタンダードなビジネスモデルとしておすすめ。拡張性が高く、複数のUSBポート、HDMI、LANポートなどが豊富に搭載されているため、オフィス勤務中心のユーザーにぴったりです。
それぞれのブランドは、用途や働き方に応じて最適なモデルを揃えているため、自分のスタイルに合わせて選ぶことができるのが特徴です。選び方ひとつで、毎日の業務効率が大きく変わると言っても過言ではありません。
総合評価と用途別のおすすめ
ビジネス向けノートPCとして日本国内で圧倒的な人気を誇る「Let’s note」と、世界中の業務現場で信頼され続ける「ThinkPad」。どちらも確かな実績を持つシリーズですが、利用シーンによって最適なPCは異なります。ここでは、両ブランドの特徴を踏まえた上で、用途別におすすめモデルを紹介しながら総合評価をまとめていきます。
軽量性と携帯性を重視するならLet’s note
Let’s note最大の魅力は、驚異的な軽さと長時間バッテリー。頻繁に外出や移動がある営業職・フィールドワーカーにはピッタリです。たとえば「QVシリーズ」は1kgを切る軽さながら、約20時間のバッテリー駆動を誇ります。小型ボディに必要な端子がすべて揃っており、持ち運び用ノートを探している方には非常に実用的です。
入力作業や長時間使用が多い人にはThinkPad
ThinkPadは、極めて高い堅牢性と快適なキーボード操作性が魅力。打鍵感に定評のあるキーボードや赤いポインティングスティック(TrackPoint)など、長時間作業に適した設計が随所に見られます。「X1 Carbon」はそのフラッグシップであり、重さ1.1kg程度で薄型ながら、高性能CPUと豊富な拡張性を備えています。
コストパフォーマンスで選ぶならThinkPad
同スペック帯での比較では、ThinkPadのほうが価格を抑えやすく、選択肢も柔軟です。特にビジネス用途で10台、20台とまとめて導入するようなケースでは、ThinkPadの構成カスタマイズ性と法人契約特典が大きな武器になります。
結論:自分の働き方に合わせて選ぶのがポイント
軽さと持ち運びやすさ、国内専用機能にこだわるならLet’s note。入力性能や世界標準の品質、コスト最適化を狙うならThinkPad。どちらも優れた製品ですが、「どこで・どう使うか」によって、その価値は大きく変わります。
あなたの働き方に最適な一台を見つけるために、ぜひ実機にも触れて比較してみてください。